近くの小・中・高校では、5月下旬から6月頭にかけて、運動会(体育祭)が開催されました。コロナ禍から解放されて、集団で密着して行われる競技も復活し、みんな楽しそうに動き回っていました。その中の1つ「ムカデ競争」では、ある中学校の3年4組は、「サン・シ」「サン・シ」との掛け声で、上手に脚をそろえていました。
「ムカデの自意識」という寓話があります。
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ある暑い夏の日、ムカデが一所懸命歩いていました。
すると通りかかったアリが言いました。
「ムカデさん、すごいですね。百本もの足を、絡み合うこともなく、
乱れることもなく、整然と動かして歩くなんて、さすがですね」
そのほめ言葉を聞いて、ムカデは、ふと考えてしまいます。
「なぜ、自分はこれほど上手く、百本の足を動かせるのだろうか。
アリさんの言うとおり、絡み合うことなく、乱れることもなく、
なぜ、整然と動かして歩くことができるのだろうか?」
そう頭の中で考え始めた瞬間に、ムカデは一歩も動けなくなってしまいます。
先ほどまで、何の苦もなく無意識に動かしていた足を、
一歩も動かすことができなくなってしまったのです。
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この寓話は、私たちにいろいろなことを教えてくれます。
「無意識(自然体)の大切さ」もその1つです。
新学年になって2ヵ月が過ぎました。新しい友達もできた頃でしょう。「友達を作るのにどうしたらいいかな?」という相談をよく受けます。そんな時には「自然体でありのままがいいんじゃない」と答えます。「よく見られたい」と自分を飾るより、「ありのままの自然体の自分」を見せて気の合う友達ができた方がいいのかなと思います。
みんなに気の合う友達ができるといいね!
小沼 好宏