「ねりま地域活動ニュース」(vol.88・2024.8.25発行)にCASAワイワイ!を掲載していただきました。取材は、7/10(水)にしていただいたのですが、その時に感じたことは2つあります。1つ目は、取材を受けている子どもたちの成長した姿がまぶしかったことです。2つ目は、「『CASAワイワイ!』は今、地域貢献という
次なるフェイズに入りつつあります」という記事の結びの言葉です。CASAがオープンして今年で10年目。地域の「みんなの居場所」からスタートし、最近は「若者成長の場・飛翔の場」を目指しています。この10年の話を聴いた記者さんが、全体を通じこのように感じてくださったとしたら嬉しい限りです。
「次なるフェイズ」を目指したいと思いを新たにしました。
「地域の明日を作る子どもたちを育む」と題した記事は以下の通りです。
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子どもたちが親しみを込めて「おっちゃん家(ち)」と呼ぶのは、地域福祉スペース⇒CASAワイワイ!。おっちゃんこと代表の小沼さんが、空き家になっていた実家を改修し、「みんなの居場所」として開放したのは今から10年前のことでした。
毎朝、家の前の私道に立って登校中の子どもたちに挨拶をするうち、次第に子どもたちが敷地内の花に水をやったり、飼っているメダカに餌をやったりして交流が生まれ、放課後にも訪ねてくるようになりました。友達がその友達を連れて来て…と今では年間延べ約3000人が訪れています。その中で自然に子どもたち同士のコミュニティが生まれ、仲間に会える場所として機能するようになってきました。
「ルールは①あいさつはニコッ!②くつはピタッ!③かたづけはピカッ!の3つだけ。それ以外はみんな自由に好きなことをしています」と小沼さん。取材当日も、学校が終わる午後3時半過ぎから小中学生が集まってきました。おしゃべりをしながらおやつを食べたり、ボードゲームを楽しんだりと本当の家のようにリラックスして過ごしています。
ここに来る理由を聞いてみると、「学校とは違って、学年やクラスが違う子ともワイワイ楽しくやれるから」「おっちゃんに勉強を分かりやすく教えてもらえるから」と口々に話してくれました。
発足から10年が経ち、最初の頃から来ていた子は高校生になりました。彼らが小学生の面倒を見たり、勉強を教えてあげたりという光景も見られるようになったそうです。
「私自身、この地域で育ち、地域に助けられてきました。そんな地域の循環のひとつとして、CASAが若者たちの成長を支援する『飛翔の場』になっていけたらいいなと思っています」と小沼さんは言います。
南大泉に根差し、そこに住む子どもたちを育み、地域の明日を作っていく人へと成長させる。年月をかけ、培ってきた「みんなの居場所」は今、地域貢献という
次なるフェイズに入りつつあります。「おっちゃん家」からは、今日も元気な子どもたちの声が聞こえてきます。
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「ねりま地域活動ニュース」は、練馬区立区民協働交流センターさんが発行しています。
ホームページは、 http://www.nerima-kyodo.com/ です。過去の「ねりま地域活動ニュース」も閲覧可能、他にも様々なボランティア情報などが載っています。ぜひ、開いてみてください。
小沼 好宏