最高の広報マン

2024/12/09

先週、やっとクリスマス・イルミネーションを飾りました。例年だと、クリスマスの1ヵ月前に飾っているので、少々遅くなりました。まだ光の帯だけで、サンタさんやトナカイさんは、今週登場する予定です。クリスマス・イルミネーションには、とても深い思い出があります。CASAをオープンして4年目の出来事です。子どもたちがやっと多く集まるようになった頃でした。「クリスマス・イルミネーションを飾ろうか?」と子どもたちに投げかけると、「いいね! いいね! 」と盛り上がりました。公道に向かって正面の建物2階から長さ30mの私道へイルミネーションを伸ばすとかなりの量のイルミネーションと飾り物が必要になります。全部を一気にそろえることは困難なので、近所の小学校時代の仲間たちに相談すると、そのうちの1人から「私の父が昔飾っていたイルミネーションが物置に眠っているよ。良ければ見てよ」との声が上がりました。

早速、子どもたちと一緒にお邪魔すると、「うわぁ~!」と思わず声が出るほど、たくさんのイルミネーションが出てきました。さらに「昔、練馬区でクリスマス・イルミネーションのコンテストがあり、父は松本零士賞をいただいたのよ」との言葉にさらにビックリ! 15年~20年ほど前のことでしょうか? 多くの個人宅でクリスマス・イルミネーションを飾っていました。車で観賞にやってくるような名物のクリスマス・イルミネーションもありました。人気で人々が集まり過ぎ、苦情が発生するようなこともあったりして、その後、クリスマス・イルミネーションを飾る個人宅は減っていったように記憶しています。松本零士賞に輝いたクリスマス・イルミネーションをベースとして、みんなで飾りつけをしました。実際に飾り付けるまでは考えていなかったのですが、長さ30mの私道にイルミネーションを飾るには電源をどう配線するかなどの難しさがありました。これらの問題をクリーアーしながら、1週間かけて完成しました。夕刻、点灯してみると何と美しいこと、「やったぁ~! きれいだね!」という声とともに、「せっかくだからイルミネーションの点灯式をやろうよ!」との声が上がりました。「いつやる?」「どんな風にやる?」「何人集まるかな?」など、もうやる気モードです。そこでまずは「クリスマスの1ヵ月前の11月25日が日曜日だからその日にやろう!」と決めましが、その日はもう1週間後に迫っていました。

それからの準備は超スピードで進めました。小学5年生だったJ君が、「おっちゃん、チラシを作ろう! 俺、学校で配るよ!」と。「いやいや、学校で配ったら先生に怒られるよ」「じゃあどうする?」等々。みんなで相談した結果、「CASAによく来る子が、自分の兄弟や友達を集めればいいよ」「1人がを3人連れて来れば、3×20で60人位になるよ」となり、チラシは作らず、子どもたちが直接、口で広報することになりました。当日の司会は、J君とその友人2人が名乗り出てくれました。受付、当日やるゲーム担当、お菓子配りなども子どもたちが分担することになりました。とはいえこんな大規模な急しつらえのイベントは初めてだったので、大人スタッフも10人程スタンバイしていたのですが、ほぼ子どもたちだけで見事な運営をしてくれました。当初の予定を上回る人々が参加してくれました。受付をしてくれた小学4年生のT君とM君の集計では、なんと128名が点灯式に来てくれました。

ボランティア活動をしている他の団体からは、「イベントの人集めは大変で、チラシを100枚配って3人集まればいい方よ」と聞いたことがあります。この経験はCASAにとっても大きな転機になりました。子どもたちが最高の広報マンなので、イベントを開催する時にチラシでの呼びかけ・募集は、全くしていません。イベントの運営も、子どもたちが中心になって進めます。子どもたちは、いろいろな知恵も出す企画マンであり、実践するプレヤーでもあります。

クリスマス・イルミネーションの写真は、サンタさんやトナカイさんを飾ってから載せます。「松本零士賞」には及びませんが、CASAのイルミネーションも地元では、そこそこの人気があります。眺めに来てください。日没後4時間点灯しています。(日没を感知し、希望の時間後消灯する便利なタイマーを利用しています。)

小沼 好宏

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