今日は
「2つの開幕の日」です。1つは甲子園球場での
「センバツ春の高校野球」で朝9時から開会式がありました。もう1つは東京ドームでの
「大リーグの開幕戦」で夜7時から「ドジャースVSカブス戦」があります。「球春」という言葉がありますが、野球シーズンの開幕は「春がやってきた!」という気持ちになります。とはいえ、今朝「朝のあいさつ」をしていると、日は差しているいるのに小さなアラレが降っていました。小学生たちは、「雪なの?アラレなの?晴れなの?」と空からの贈り物に戸惑いながらルンルンで通学していきました。また、例年だと咲き始めているCASAの私道花壇のスイセンは、芽を出してはいますがまだ花は開いていません。この1カ月の気温の乱高下に、こちらも戸惑っているのかもしれません。
「朝のあいさつ」を終えてから、「高校野球の開会式」を観ました。大会歌「今ありて」が甲子園球場に流れ、若い高校球児の行進する姿を目にすると、心が自然とたかぶってきました。「今ありて」の作詞者は大の野球ファンだった「阿久悠さん」ですが、歌詞には「新しい季節」「新しい人」「草の芽 萌え立ち」「希望」「夢」など、
新たな時代を担う若者たちへのエールがあふれています。歌詞は次の通りです。
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今ありて
新しい季節のはじめに 新しい人が集いて
頬そめる胸の高ぶり 声高な夢の語らい
ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち
駆け巡る風は 青春の息吹か
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
踏みしめる土の饒舌 幾万の人の想い出
情熱は過ぎてロマンに 花ふぶく春に負けじと
ああ 甲子園 緑の山脈
たなびける雲は 追いかける希望か
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
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夜の大リーグ開幕戦では、ドジャースの先発は山本投手、カブスは今永選手、ドジャースの主力打者は大谷選手、カブスの主力打者は鈴木選手です。どんなドラマを展開してくれるのでしょうか。日本人選手が大リーグのトップでこんなに活躍している姿はかつては全く想像できなかったことです。それが今、目の前で現実に起きているのです。今日、高校球児として甲子園の土を踏んだ選手の中からも将来の大リーグ選手も誕生することでしょう。
CASAによく来てくれる中学生3年生(大泉中、大泉二中)は、明日が「卒業式」です。彼ら・彼女らにとっては、明日は新しいステージへ向かっての節目の時、そして新しい季節の始まりです。
高校球児や大リーグ選手と同じように、「希望」「夢」を持って「未来」へ大きく羽ばたいてくれることを期待し応援しています。
小沼 好宏