ここ数日、五月晴れの日とぐずついた日がジグザグ状態です。こんな中、CASA近くの大泉第六小学校では、先週の5/7には3年生が天覧山(197m)へ、今日(5/13)は4年生が多峯主山(とうのすやま・271m)へ山登り遠足。両日とも五月晴れに恵まれました。今朝の「朝のあいさつ」では、「天気が良くて良かったね!」「天気の神様、
ありがとう!」などの声とともに、8時10分の集合時刻に間に合うように4年生が笑顔で駆けて行きました。今日の最高気温は25℃を超え、少し暑すぎたかもしれません。
「ありがとう!」といえば、5/11は「母の日」でした。
「おかあさん、ありがとう!」の言葉が多く聞かれました。「母の日」の起源は、1907年、アメリカのフィラデルフィアに住む少女アンナ・ジャービスが亡き母を偲んで「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだった」と教会で白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。お母さんが健在な人は赤いカーネーションを贈り、お母さんが亡くなった人はお墓に白いカーネーションを捧げますが、今ではお母さんの好きな色のカーネーションを
「ありがとう!」の言葉とともに贈っているようです。
もう1つ「誕生日」があります。子どもたちは、自分の誕生日は「プレゼントをもらう日」と思っています。CASAでは誕生日を迎えた子どもたちの「バースディパーティ」をする時に、子どもたちに、「誕生日は自分を産んでもらった日なのだから、お母さんに
『産んでくれてありがとう!』と伝えてごらん」と話しています。これを実行した子どもたちからは、後日、「お母さん、と~っても喜んでたよ」との報告があったりして嬉しくなります。一方で、ご両親からすれば、「我が子の誕生日」は
「産まれて来てくれてありがとう!」の大切な日ですね。
「ありがとう!」という言葉は魔法の言葉だと実感しています。CASAには「ニピピ」というルールがあります。「あいさつは
ニコッ! くつは
ピタッ! かたづけは
ピカッ!」の頭文字を表しています。あいさつのニコッ!という笑顔から始まり、CASAにいる間に、あちこちから
「ありがとう!」が聞こえてくるのです。そして、帰る時には、
「ありがとうございました! 」の言葉とともに、グータッチをして笑顔で帰っていきます。
「ありがとう!」の言葉には、とても大きなプラスのエネルギーが宿っているのではないでしょうか? CASAに集う人々と一緒に、
「ありがとう!」に満ちた地域づくりを進めたいと考えています。
小沼 好宏