アメリカ大リーグで通算3083安打を放つなど数々の記録を残し、アジア人で初めて米国野球殿堂入りをしたイチローさん(51歳)が昨日、ニューヨークで開かれた表彰式典に出席し、約20分のスピーチを英語で行いました。そのスピーチは、これから人生の歩みを進める若者たちにとって、様々な示唆に富みとても参考になるものでした。イチローさんの主なスピーチ内容は、次の通りです。
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野球は私に、「プロフェッショナルであるとはどういうことか」を教えてくれました。3000本安打・ゴールデングラブ10回・200本安打のシーズン10回など、こうした記録を達成できたのは、毎日、19年間一度も欠かさず、小さなことを大切にしてきたからです。私は毎日、自分の道具を自分で手入れしていました。グラブのひもが緩んでいてエラーするのも、スパイクが汚れて走塁時に滑ってしまうのも、絶対に避けたかったからです。…
小さなことを積み重ねていけば、達成できることに限界はありません。見てください。私の体は小さい。アメリカに来た時、多くの人が「メジャーの大きな選手たちには通用しない」と言いました。…でも私は、
準備に対する自分の信念を貫けば、周囲の疑念はもちろん、自分自身の中の疑いさえも乗り越えられると信じていました。
子どもの頃、私の夢はプロ野球選手になることでした。小学校6年生の時、その夢について作文を書いたことがあります。でも今、その作文を書き直せるなら、
「夢(Dream)」という言葉の代わりに「目標(Goal)」という言葉を使いたいと思います。夢は、必ずしも現実とは限りません。でも、目標は、どうやってそこにたどり着くかを深く考えれば、現実にできる可能性があります。夢を持つことは楽しいことです。でも
目標を持つことは、困難で挑戦が伴います。「こうなりたい」と思うだけでは、十分ではないのです。もし本気でそれを達成したいと願うなら「それを実現するために何が必要なのか」を真剣に、そして批判的に考えなければなりません。
私は、プロ野球選手になるには「日々の練習と準備が重要」と書きました。そして、
目標を立て続けていく中で、継続性こそが成果を生み出す土台となることを理解していきました。私は、若い選手たちに「大きな夢を持って欲しい」と伝えたい。ただし、
「夢と目標の違い」も理解して欲しいのです。「夢」を「目標」に変えるためには、それを達成するために何が本当に大切なのか、自分に正直に向き合って考える必要があります。
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イチローさんのスピーチは、まだまだ続きますが、「夢」「目標」「継続」というキーワードにとても共感しました。CASAでは
「夢」は「いつも心に持ち続け、いつか叶えるモノ」との共通認識を持っています。
「夢」を叶えるために、イチローさんのおっしゃる通り
「目標」を明確に立て、日々の「挑戦」を「継続」することを大切にしています。この夏休み、1学期の成績があまり芳しくなかった子どもたちは、まずは夏休みの「宿題」を早めに終え、自分の弱い点を「反省」し、2学期に向け「準備」をする日々の「学習の継続」を始めています。成績が良かった子どもたちより、伸びしろの大きい子どもたちの方が成果は大きいのでは…?と楽しみにしています。
小沼 好宏