インフルエンザの足音

2025/11/18

今朝の「朝のあいさつ」では、寂しさを感じました。その理由は、「インフルエンザ」です。先週の月曜日に、いつも元気のいい5年生のH君とO君の姿が見えませんでした。翌朝にクラスの友だちに聞くと、「インフルにかかったみたいだよ」とのこと。そのクラスが木曜日から「学級閉鎖」になりました。1週間たち昨日、H君とO君は復活しましたが、「今度はAとIがインフルにかかったみたいだよ」と言って通学していきました。今朝になり、「いつもより子どもたちの出足が遅いなぁ?」と思っていると、4年生のSちゃんとIちゃんがやってきて、開口一番、「今日から5年生と6年生が学年閉鎖になったという連絡があったよ。だから4年生が一番年上だぁ~」と言いながら通学していきました。2学年が学年閉鎖になったので、計算上は学校全体の1/3がお休みに。「朝のあいさつ」が寂しいわけです。

ニュースでは、インフルエンザの流行のピークが、今年は昨年より1カ月早いと報道していました。実際に先週からCASAに来てくれる子どもの数が少々減っています。特に近くの区立中学校では、先週の月~水が定期試験だったので、それに合わせて勉強にやってくる子が多いはずなのに少なかったのです。隣の埼玉県では、先週すでに1医療機関30~40人のインフルエンザ患者がやって来ているそうです。その波がジワジワと足音を忍ばせながらやって来ていることを実感した朝になりました。

「インフルエンザが流行りだしたらCASAの居場所をどうするのか?」を考えなければなりません。このことに関連して思い出すことがあります。コロナが流行し出した時です。見えない疫病を恐れ、学校が休校になりました。それに合わせ図書館や児童館なども全て閉鎖になりました。見えない疫病でどう対応したら良いのか全く暗中模索の状態でした。CASAでも「どうしようか?」と仲間と相談しました。コメディアンの志村けんさんがお亡くなりになったというニュースに多くの人々が驚き、コロナの恐ろしさを実感しました。コロナの恐ろしさも踏まえた上で、CASAでは「学校も行政の子どもたちの居場所も全て閉鎖されてしまったのだから、こんな時こそ民間の我々の居場所はオープンしよう!」との結論に至り、オープンしました。嬉しかったのは、知り合いの仕出し弁当会社さんが、「これは私たちの弁当工場で昔から安全・衛生のために使っている次亜塩素酸ナトリウムです。これを加湿器で噴霧すればコロナにも効果があると思います。どうぞCASAで使ってください!」と20リットルのポリタンク2つに入れて持って来てくださったのです。その頃はまだ「次亜塩素酸ナトリウム」の効果など、誰も言っていませんでした。CASAでは、玄関と8つある部屋全てで加湿器を使って「次亜塩素酸ナトリウム」を噴霧し、「365日無休でオープン」を継続しました。この効果もあって、CASAでコロナが広まったということはありませんでした。

感染防止のための対策として、行政は「安全第一」の対策を講じなければならないのは理解できます。一方で、「子どもの居場所」を全て閉鎖してしまったら、世の中を支えてくださっているエセンシャルワーカー(医療・介護・警察・ゴミ回収など)として働く方々のお子さんたちはどうしたら良いのでしょうか? ここに民間のボランティア団体の出番があると考えています。CASAなど、ボリューム的には小さな小さな居場所ですが、小さな小さな積み上げ・連携が大きな花になると信じています。アジサイの花を思い出します。「アジサイはa set of flowers」(アジサイの花は小さな花びらの集合体という意味)です。この俳句は、大学時代の友人S君が、ゼミの句会で最優秀賞を獲った作品です。

現在進行しているインフルエンザへの対応も同じです。CASAの各部屋に空気清浄機をセットし、小まめに窓を開け空気入れ換えを行い、1部屋2~3人の少人数で過ごすを実践したいと考えています。これが小さな小さなボランティア団体の心意気です。

小沼 好宏

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