今年もクリスマス・イルミネーションを飾りました。ここ数日、夕方からの凛とした寒さの中で、イルミネーションが輝いています。道行く人たちが、「まぁ、きれい!」と足を止め、私道の中に入って来て、イルミネーションを笑顔で楽しんでくださる姿を見ると嬉しくなります。CASAという「居場所」という拠点に集う人々がいて、それを包み込むように「あいさつ」を交わす人々、さらに私道の「季節の風景」を楽しむ多くの人々がいる。
クリスマス・イルミネーションは「冬の風景」です。「居場所」での「点の活動」が、「面の活動」として広がっていることを感じます。
CASAをオープンして4年目の出来事でした。「クリスマス・イルミネーションを飾ろうか?」と子どもたちに投げかけると、「いいね!いいね!」と盛り上がりました。公道に向かって正面の建物2階から長さ30mの私道へイルミネーションを伸ばすとなると、かなりのイルミネーションが必要になります。一気にそろえることは困難なので、近所の小学校時代の仲間たちに相談すると、そのうちの1人から「私の父が昔飾っていたイルミネーションが物置に眠っているよ。良ければ使ってよ」との嬉しい申し出。早速、子どもたちとお邪魔して、イルミネーションを頂いて来て、みんなで飾りました。この時のイルミネーションが凄かったのです。「昔、
練馬区でクリスマス・イルミネーションのコンテストがあり、松本零士賞を頂いたのよ」との言葉にビックリ! 「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」の作者で練馬区在住だった松本零士さんです。あれから7年、今年も松本零士賞に輝いたイルミネーションをベースに、その後、仲間に加わったイルミネーションたちが
ハーモニー良く、輝いています。ここにもCASAの大切にしている「継続・継承」の考えがあります。私道の「季節の風景」の花々も、もともとは私の両親が育てていた花を「継承」し、今でも季節ごとに「循環」して顔を出してくれます。同様に、この10年間CASAで
日々「循環」して繰り返されてきた活動を「継続・継承」しながら、さらにステップアップしたいと考えています。
みんなで飾り付けたイルミネーションを点灯してみると、「やったぁ~!」「きれいだね!」という声とともに、「せっかくだからイルミネーションの点灯式をやろうよ!」との声が上がりました。「いつやる?」「どんな風にやる?」など、もうやる気モードです。そこで「1週間後の日曜日にやろう!」と決め、準備を超スピードで進めました。小学5年生だったJ君が、「おっちゃん、チラシを作ろう! 俺、学校で配るよ!」と。「いやいや、学校で配ったら先生に怒られるよ」「じゃあどうする?」等々。ここからスタートし、わずか1週間後の点灯式には、なんと128名が集まってくれました。この1週間の準備、当日の進行などには、盛りだくさんの話がありますが、またの機会に譲ります。
この経験は、CASAの運営にとっても大きな転機になりました。子どもたちが最高の広報マンであり、子どもたちはいろいろな知恵を出す企画マンであり、そして実践プレーヤーでもあったのです。
CASAは、無休で「365日オープン」しています。これが可能なのは、小学生時代から「継続」して通って来てくれる子どもたちが、今や中学生・高校生へと成長しています。彼らが小学生に勉強を教えたり、軽食を作ったり、「二ピピ」というルールを浸透させたりと、スタッフの役割を担ってくれているのです。ここにも
「継続」の力が生きています。
今年のクリスマス・イルミネーションの写真をお届けします。
小沼 好宏