卒業式のシーズンです。多くの都立高校では3/9、中学校は3/19、そして小学校は明日(3/25)です。新たな旅立ちの後には、すぐ新たな入学がやって来ます。それらを歓迎するように、CASA私道花壇では、今年も黄色いスイセンが咲きました。今朝、朝の光の中で春風に揺れるスイセンをパチリ! 柔らかな黄色です。黄色は幸せをイメージします。もう30年前(1977年)公開の映画「幸せの黄色いハンカチ」(刑務所から出所した主人公(高倉健さん)が、偶然出会った若者たち(武田鉄矢さん・桃井かおりさん)と共に妻(倍賞千恵子さん)のもとへ向かうストーリー)のラストシーンに流れた「黄色いハンカチ」を思い出します。妻に「自分を待っていてくれるなら『黄色いハンカチ』を掲げて欲しい」と手紙で頼んでおいたのです。予想を超える大量のハンカチが風になびく中で再会を果たし、幸せを取り戻すという物語です。
新たな「旅立ち」と「入学」の季節の中で、子どもたちにもそれぞれの物語が訪れます。同じ黄色にも、花壇スイセンのような柔らかい黄色、春の菜の花のような明るい黄色もあればタンポポのような鮮やかな黄色、さらには真夏のヒマワリのような力強い黄色もあるように…。子どもたちの物語が、「幸せの黄色いハンカチ」のように希望に向かうモノであって欲しいと祈ります。その過程には、水たまり・どろんこ・じゃり道・穴ぼこ道などの障害もあるでしょう。それらを経験し、乗り越え、ステップアップしながら成長していって欲しいと願います。チョッピリ心配なのは、CASAすぐそばの「踏切拡張工事」が始まり、3/19から小学生の通学路が変更となり、「毎朝のあいさつ」をしばらくの間できなくなってしまったことです。「卒業」「入学」の大切な時期なのでとても気がかりです。スイセンも残念そうです。
CASAは新年度(4月)から、オープンして12年目に入ります。その間に関係するみなさんに支えられながら成長しました。オープン当初は幼児とお母さん、次に小学低学年、さらに小学高学年へと広がり、今では中・高生がメインです。CASAという「拠点に集う人々」がいて、「毎朝のあいさつ」を交わす人々がいて、さらに「季節の風景」を楽しむ人々が周りから支えてくれるという
「循環」が機能しています。また、頻繁に来てくれていた小学生が中学生になっても、高校生になってもCASAとの関係を
「継続」してくれているのです。この中・高生たちが、さらに大学生、成人してもCASAとの関りを
「継続」してくれたなら、「何かとてつもなく大切なモノ」が生まれるのではないかとワクワクします。実際に中・高生たちは、CASAの中で様々な役割を担ってくれるようになっています。彼ら・彼女らがCASAを舞台に成長してくれているのです。これからも
「循環」と「継続」をキーワードに、CASAは
「若者飛翔の場」でありたいと考えています。まずは
卒業おめでとう!
小沼 好宏