今日は
「子どもの日」。朝から心地よい陽射しと程よい風にCASAの建物前に飾った小さな「こいのぼり」と「日の丸」がたなびいています。CASA前を通った小さな子どもたちが、
「あっ、こいのぼりだ!」と笑顔で指さしてくれました。本当に「こいのぼり」を見かけなくなりました。今朝のラジオでは、「室内用こいのぼり」の話題で盛り上がっていました。「高層マンションが増え、ベランダでもこいのぼりを飾れなくなり、室内用こいのぼりが増えている」「タペストリーのような室内装飾型のこいのぼりで、赤や青の原色ではなく、茶系の落ち着いた色に変身している」「兜飾りと並べてこいのぼりを飾っている」などです。CASA周辺には農家も多く、かつては農家の庭には大きな「こいのぼり」が泳いでいましたが見なくなりました。
「子どもの数減少」も今朝の話題でした。正確な統計のある1950年(昭和25年)以降最少の1,329万人。昨年より35万人減少し45年連続で過去最少を更新しました。総人口に占める割合は10.8%で、こちらは52年連続で低下しており、少子化が深刻化しているとのニュースです。人口4千万人以上の38ヵ国の中では、韓国(10.2%)に次いで低いそうです。このニュースが流れている時にいた子どもたちに、
「どうして昨年より35万人も子どもの数が減っちゃったんだろう?」と投げかけてみました。みんな顔を見合わせています。そこで「子どもの数とは、0歳~15歳未満の子どもの人口を足した数だよ」とヒントを出しました。「あっ、そうか!」と高校生のYさん。「15歳になって子どもの数から抜けた人口より去年生まれた赤ちゃんの人口が少ないんじゃない」と。「正解。じゃあ、去年生まれた赤ちゃんは何人位で15歳になった人たちは何人位いるんだろうね?」素早い中学生のKちゃんがスマホで検索。「去年生まれた赤ちゃんは70万人だって」「そうか、じゃあ、15歳になった人たちが生まれた頃は、赤ちゃんは100万人以上生まれてたんだね」と算数の得意なJ君。「そうだね、おっちゃんが生まれた頃は170~180万人、さらにその前のベビーブームと言われた頃は250万人も生まれていたんだよ」と私。「うわぁ~、大変だ。その頃と比べると、赤ちゃんの数は3分の1に減ってるんだ。
これが少子化か」とみんな頷いていました。さらに調べてみると、1955年(昭和30年)の総人口は9,008万人に対して子ども人口は3,012万人だったので子どもの割合は33.4%、人口の3人に1人以上が子どもだった時代から今は10人に1人ということです。
こんなに少なくなった子どもたちが今日もCASAに来てくれています。
子どもたちは宝物です。一方で今朝の産経新聞の「産経抄」に興味深い記述がありました。その一部を紹介します。「
『児(こ)やらい』という言葉がある。『児を遺(や)らう(=追い払う)』、つまり「
親が子供を自立させるため、あえて突き放す古来の子育てのやり方である。民俗学者の柳田国男は『今日の教育というものの、前に立って引っ張って行こうとするのとは、まるで正反対の方法』と紹介している。…」
宝物をいかに育てていくのか、考えさせられる言葉です。
CASAの「こいのぼり」「日の丸」「兜飾り」の写真を載せておきます。
小沼 好宏