母校の運動会に想う

2026/05/26

先週の土曜日(5/23)、CASA近くの練馬区立大泉中学校の「運動会」の応援に行ってきました。大泉中の生徒たちもCASAによく来てくれていて、「ぜったい応援に来てね!」とのお誘いもたくさんあり足を運びました。前日まで小雨模様だったので心配していたのですが、逆に当日は曇りで気温も適温、日焼けの心配もなく、運動する中学生も応援する保護者にも絶好の一日でした。実は大泉中は私の母校でもあり、中学生が全力で競技するグラウンドは、懐かしい思い出いっぱいの場所です。校舎はだいぶ改装されましたが、グラウンドは昔のままです。

グラウンドは校舎の建っている場所より約3m低く、グラウンドと校舎の間は8段の石段(一段の高さ30㎝、幅50cm、長さ50m)で結ばれています。この石段は、昔から競技を観戦し、応援するにはぴったりの場所です。当日9時前には到着したのですが、応援席はもうギッシリ満席でした。競技はいきなり、男子1,500m・女子1,000m競争からスタート。CASAによく来てくれる陸上部、バドミントン部の選手が好成績でした。その後も手に汗握る全力の競争が続きました。知っている顔がたくさん活躍し嬉しく応援しました。特にクラス対抗の全員リレーは興味深いものでした。足の速い生徒、ちょっと苦手な生徒をどの順番に配置するかの作戦があり、抜きつ抜かれつの好レース。どのクラスともアンカーは足の速い男子生徒で、全員スピード違反で、そのスピードは気持ちいいほどでした。

実は大泉中のグラウンドが低い場所にあるのは、興味深い歴史があります。大泉中の最寄り駅は「大泉学園駅」です。この名前が示す通り、「大泉学園」には昭和初期に描かれた壮大な学園都市構想があったそうです。西武グループの創業者・堤康次郎氏が、まだ雑木林が広がっていた大泉村で住宅開発を計画しました。追い風となったのが、1923年の関東大震災。都心から郊外への移住が一気に進み、私鉄沿線の宅地需要が急増します。堤氏はさらに周辺の土地を取得し、震災で校舎を失った東京商科大学(現・一橋大学)を誘致し、学園都市構想を描いたのです。熱意は強く、地元の人たちも協力し、高台にあった大泉中学校の土と住宅建設の切り通しの道をつくる時に削った土を、毎日トロッコで運んで田んぼを埋め立て学園用地を整備したそうです。残念ながら、計画は実らず、その後も「聖心女子学院」の移転計画もありましたが実現しませんでした。結果して、「大泉学園駅」という名称と大泉中の一段低いグラウンドが残りました。

半世紀以上前に大泉中を卒業した私の仲間と2019年秋に同期会を開催しました。1年間以上準備を進め、卒業生428名中177名と連絡がつき、うち70名の仲間が参加してくれました。その直後、コロナが発生し、同期会は中断していましたが、今年の秋には開催しようと準備を進めています。仲間はいいものです。半世紀ぶりにあってもすぐに昔の中学生に戻れます。今の中学生たちにも仲間を大切にし、これからの人生を歩んで欲しいと願います。人生最大の宝物の1つは「仲間」だと思います。

小沼 好宏
 

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