東京では昨日1日だけ、久しぶりに32℃を超えましたが、今日からはまた雨模様との予報です。そんな中でも、夏から秋へと移ろうこの季節、
いろいろなものに「移ろい」を感じます。空を見上げると、空の青が優しい色に澄み、高く感じます。朝夕には、めっきりと風の存在を感じます。涼しいからやや肌寒さを感じ、風のささやきが聞こえてきます。わかり易いのは虫の声です。夏のセミたちの大合唱から、マツムシやスズムシの
軽やかな声に「移ろって」いきます。CASA私道入口での「毎朝のあいさつ」は、子どもたちや地域の方々との笑顔であいさつの大切な時空ですが、
季節の「移ろい」を実感できる貴重な時空でもあります。
童謡「虫の声」の歌詞、「あれマツムシが鳴いている チンチロ チンチロ チンチロリン あれスズムシも鳴きだして リンリン リンリン リインリン 秋の夜長を鳴き通す ああ面白い 虫の声」は、今でも自然と思い出し口ずさんでいます。虫の声の多くは、CASA私道花壇から聞こえてきます。この花壇では、今夏もキバナコスモスが咲き誇ってくれました。キバナコスモスの花々列の中に置いてあるイスには、今夏もお年寄りを中心に、花々を愛でながら一息ついてくださる姿が見えました。小さな子どもたちは、花々に飛んでくるトンボやチョウチョを追いかけていました。そのキバナコスモスも
花盛りから種作りの季節へと「移ろい」中です。
CASA裏庭の運動空間には、小さな柿の木があります。今年は当たり年のようで実をたくさんつけています。まだ少し青味もあるので食べるのはもう少し先と油断していたのすが、今朝、小鳥たちに先に味見をされている実を発見しました。油断大敵! 日々、甘みを増していく中、
その「移ろい」を確認しながら小鳥たちと競争するのも楽しみです。
注意を払う必要のある「移ろい」は、夕方の子どもたちの帰宅時刻です。「秋の日は鶴瓶(つるべ)落とし」といいますが、秋の夕暮れはまさに鶴瓶を垂直に井戸に落とすように速いのです。夕方5時を過ぎると、一気に暗くなっていきます。子どもたちに「秋の日は鶴瓶落としだね」と言ったところ、「つるべってなぁに?」と聞かれました。「鶴瓶とは井戸水をくみ上げる桶(おけ)のことだよ」と答えても、今の子どもたちは「井戸」そのものを知りません。まさにここにも
時代の「移ろい」を感じました。
CASAの活動にも「移ろい」があります。今の活動の中心は、高校生世代に移りつつあります。その中でもCASAの活動が軌道に乗り始めた活動5年目頃に小学4年生だった子どもたちが今では高校2年生、17歳です。「17歳、セブンティーン」という響きに「青春真っ盛り」を感じます。彼ら・彼女らは今でも継続してCASAに来てくれます。よってCASAは今、
「青春色に移ろって」いる真っ最中。いろいろな「移ろい」を経験しながら、
CASAは「若者飛翔の場づくり」を彼ら・彼女らと推進中です。
種作りを始めた「キバナコスモス」と小鳥につつかれた「柿の実」の写真を載せておきます。
小沼 好宏