新年度が始まり1ヵ月が過ぎました。「朝のあいさつ」をしていると、
「いろいろな出来事」と出会います。先週には、2年生のKちゃんが、「おっちゃん、ランドセルの中の水筒からお茶がこぼれてるみたいだよ?」と半べそで駆け寄ってきました。すぐにランドセルを開けてみると、お茶が2~3cmたまっていてチャポチャポいっています。中の教科書・ノート・筆箱、そしてタブレットを取り出し、急いでCASAからタオルを持ってきました。私道にある3つのイスにタオルを敷いて、濡れてしまったモノを取り出しそばにいた上級生たちと拭きました。こんな時に頼りになるのが上級生です。タオルを上手に使いながら、テキパキとフォローをしてくれました。筆箱の中にもお茶が浸水していましたが、鉛筆・消しゴム・定規など一つひとつ丁寧に拭いてくれました。一番気を使ったのは、タブレットです。表面が少々濡れていましたが、幸い通常通り起動してくれました。ランドセルの中もきれいに拭いて、タブレットをタオルでくるんで登校準備完了! みんなで「行ってきま~す!」と元気に小走りで再出発していきました。
他にも、朝には
「いろいろな出来事」が発生します。「ティッシュ頂戴」と花粉症の子、「マスク忘れた、小さいマスクなぁい?」と低学年の子、「いけねぇ~、宿題やってない」とイスで宿題を始める子、「忘れ物した!」とイスの上にランドセルを置いて家に取りに戻る子、目の前で転んでしまい膝を擦りむいてしまう子等々。「朝のあいさつ」時には、「笑顔とあいさつ」だけでなく、ティッシュ、マスク、バンドエイドなどが欠かせないのです。こんなこともありました。「お兄ちゃんが意地悪してトイレから出てこないのでトイレ貸して~ぇ!」なんてことも…。
新年度から困ったことが発生しました。CASAの私道から20mの距離にある踏み切りが、ちょうど子どもたちが一番多く通学する8時前後に「開かずの踏切」になってしまうことが多いのです。新年度の鉄道のダイヤ改正に伴うものでしょう。もう少し様子を見て、子どもたちがスムーズに踏切を渡れる隙間の時間帯を把握したいと考えています。8時15分になっても「開かずの踏切」で引っかかってしまっている子がいる時には、小学校に電話をすることにしています。「開かずの踏切」状態になると、「おっちゃ~ん、学校に電話して~ぇ!」とSOSの声が聞こえてきます。
小沼 好宏